はじめまして。大井禅(@CAC_coaching)と言います。
私はアパレルメーカーZARAの全店舗運営の責任者として働きながらFX・バイナリーオプションを学び、今は独立して専業トレーダーとして活動しています。
そんな私の半生について紹介していくんですが、こんなことが学べます。
- 激動の世界を生き抜くための道筋となる考え方
- 仕事をしながら専業トレーダーになるまでに準備してきたこと
- トレードをこれから学び始める人が失敗を最小限にするための方法
働きながら副業を学びたい人、独立を考えている人、ニュースを見て不安を感じている人、そのために何かを始めたい人へぜひ最後まで読んでほしい。
きっと「小さな一歩を踏み出す勇気」が湧くと思います。
目次
学生時代から海外への憧れ

1990年代後半、私が学生時代だった時の話。
「将来は英語が必要だ!」と言われ、アメリカに留学をしました。海外への憧れもあって、このころから英語を使った仕事をしようと夢に描いてました。
しかし社会人になるにつれて実感したのが、英語だけ話せても不十分だということ。
プラスアルファで技術がないと生きていけない!という時代の流れに直面しました。
外資系のアパレル企業に勤めることになったのは、こんな思いがきっかけ。
外資系企業で働き、世界の動きを肌で感じる

それから10年ほど勤務する中で社会はどんどん変化。
インターネットの急速な発達や効率化、「これからは個人の時代だ!」と言われる始めた頃です。
- 大副業時代
- 年金不足
- 高齢化社会
- 少子化問題
こんな問題が目に付くようになり、「自分も何か準備した方が良いのではないか?」と思うようになっていました。
海外と日本の違い【環境・考え方・人生観】
会社で私は、海外と日本をいったりきたりするような忙しくも充実した生活を送っていました。外国と日本でどういった違いがあるのか、比べた上で判断することができる環境にあったんです。
-
インド
人口は増え続け、それによって社会が急激に発達していくような世界。 -
香港
中国の発展によって不動産価格の急騰、物価も上がって同時に給料も上がるという世界。 - 日本
過疎化や人口問題。仕事は単純労働やサービス業がメイン。
スキルがある人のみ恩恵を受ける格差社会になりつつあるように感じる日々。 - オーストラリア
過去20年にわたって「不況」という言葉が一切ない。
人々の生活は、ゆとりや幸せで満ち溢れている世界がある。
住む場所・人種によって、生活がこれほどまでに変わるのを目の当たりにしてきました。
環境や考え方の違いはダイレクトに自分の人生に跳ね返っていくんだなぁと深く考えるようになります。
海外と日本での生活から為替へ興味を持つように

海外と日本をいったりきたりする生活によって、為替にも自然に興味を持ちました。
書店でも「株やFXに大変注目が集まって大大人気!」という本に目が留まります。それがきっかけで FXを学び始めました。
仕事の合間に情報収集とトレードを行う日々

もちろん仕事がメインでしたので、空いてる時間・帰宅後・休日などにFXの本を片っ端から読み始めます。
今のようにYouTubeやブログの数も限られていて、情報収集は書籍がメインの時代でした。初心者向けの本をいくつか読んでいくと、内容が重複して新しい情報がなくなるのを実感。もう少し、中級者向けや上級者向けの本を読み始めました。
しかし難しい内容の本を読んでも内容の3割も理解していたかどうか?というぐらいだったと思います(汗)
今となって思うのですが、
- 値動きの本質を理解できていなかった
- 経験が足りなかった
ということだったのでしょうね。
情報収集と同時に短期売買のトレードをやってみる
情報を入れると同時に実際にトレードもしていました。
その当時、最初の頃は、数分から十数分の短期売買トレードをメインに行なっていました。初めてトレードした時にはエントリーした瞬間から汗が吹き出て、すごく興奮したのを覚えています。
- 数百円ですぐに利食いをして終了
- 値動きを的確に予想するのは難しい
- エントリーすればするほどお金は減る
実は私も最初はこんな状態で、ぜんぜん稼げませんでした(笑)
ビギナーズラックがきっかけでトレードに本気で取り組む
始めてから3ヶ月ぐらいでしょうか、神がかったように勝てるようになってきました。
そこで一気にのめり込んでしまったのが、今に至る原因だったのかもしれません。一度勝ってしまうとその味をしめてしまい、やめられなくなる。いわゆるポジポジ病ギャンブル依存症のような状態でやっていたのでしょう。
半年ぐらいすると、うまくいっていたものもそうでなくなり、ただのビギナーズラックだったのかなぁと思うようになってきます。
それがきっかけで本気で取り組むようになりました。
自己投資という名の聖杯探し
空いてる時間は全てトレードの勉強に費やすようになりました。
しかしやっていたことと言っても、
- 海外トレーダーのセミナー
- 書籍コンテンツ
- 自動売買
- サインツール
これらを片っ端から読み漁り、まるで聖杯を探すような2~3年を過ごします(今考えると恐ろしい時代・・・)
これは自己投資だからと、良かれと思ってやってはいたものの、実績は散々たるもの。毎月ギリギリの生活費を残して、残りを全て突っ込んでは、その月に全て溶かし。
こういったことを繰り返していました。
諦めきれずに基礎から徹底的に鍛え直す
しかし私は諦めがつかず、徹底的に基礎を勉強しなおしました。
そうしていくうちに、チャート分析の精度も上がり、ニュースの読み方や経済動向などにも興味を持つようになっていきました。それでもパフォーマンスはトントンか、ちょっとプラスといったところでしょうか?
このような生活を寝る間も惜しんで5年ほど経て、ようやく6年目ぐらいから1年に年収の半分ぐらい稼げるようになってきました。
7年目、過信からの大失敗
今でも忘れられない、7年目の出来事。
1年間かけて300万円ほどプラスに出来たのですが、クリスマス直前に全額吹っ飛ばすと言う大失態をしました。
12月には下がるだろうという勝手な思い込みと傲慢さが仇となった結果ですね。相場の怖さを知ると同時に、自分の未熟も痛感しました。
せっかく彼女に良いプレゼントをしようと思っていたのに、相場と言う荒波の中に全て流されて行きました(泣)
失敗から得た学びによって成績が安定

8年目になると、資金管理の重要さがトレードで生き残るための技術の一つであるということに重点を置き、コツコツとやっていきました。
9年目は、メンタル面について徹底的に1年間で集中して取り組みました。
10年目になってようやく、それらが相互に結びつくのを実感しました。
これまで点と点でしか分からなかったものが線としてわかるようになり、面となっていくのがわかった気がします。それ以降はパフォーマンスが安定し、専業でやっていっても大丈夫と思えるぐらいまでレベルをあげることができました。
仕事とトレードのどっちを取るか?
仕事も好きで一生懸命やっていたので、順調に昇格もしていました。しかし同時に責任も重くなっていき、なかなか辞めるという決断ができずに2年間過ごすこととなります。
迷っている間も、時代は変わるのを待ってはくれません。
- 人手不足
- 賃金が上がらない
- 将来的な年金受給年齢も引き上げられる
- さまざまな社会的問題
トレードをしているためか、こういった情報がたくさん入ってくるようになりました。このままでいることに大きな危機感が募っていきます。
仕事を続けることへの疑問
年齢も30を過ぎて40近くなってくると、残りの人生自分のためにも使いたくなってきます。
特に海外は自分のプライベートの時間が優先、仕事は2番目という意識がものすごく高いんです。
日本で仕事をすると真逆になり、色々なことに矛盾を感じてしまいます。
こういった意識の違いと環境によって、ストレスを感じてしまうのも原因の一つでした。
トレードに専念することを決断する
結果として、第二の人生のために仕事を辞め、自分が好きなトレードだけをすることを決断しました。
「今までやってきたトレードに専念したい!」
トレードをやることによって時間の自由とお金の自由をうまくコントロールできる可能性に賭けたのです。
そのためにも、徐々に仕事をやめるための準備をはじめました。
1年かけて、自分のノウハウや知識を形として残すことに費やし、それを元に次世代でも学んでいけるような仕組みを構築しました。
トレードによって手に入れたもの

専業トレーダーになってから数年が経ちますが、決断は大正解だったと思います。
本当にたくさんのものを得ることができました。
- 生活するに困らないお金が手に入る
- コロナウイルスのような状態でも安心
- 場所も関係なし
- 体調や気持ちが乗らない時はトレードをしなくても咎められない
- 自己管理と自己責任によって完結するので納得できる
会社のために、自分の大切な人生の時間をどこまで使っていたのかと考えると恐ろしくなります。
トレードは毎月決まった金額が入ってくるわけではないので、たしかに不安定ではあります。
その反面、得られる時間やお金の自由はこの上なく代え難いものとなっています。
最後に
これからトレードを始めようか悩んでいる方。
既に始めているがどうしようか決断できない方。
私のアドバイスとしては常に5年10年先を見据えて人生の計画を立てることが大切だと思います。
先を見越して英語の勉強をしたり、トレードを始めたように、自分の人生は一つ一つの選択によって大きく変えられます。
現状に満足せず、どうやって改善させられるのか、よりよくできるのか行動をしていきましょう!